福岡市中央区の今泉、国体道路でまた道路が陥没しました。
「え、また!?」と思った方も多いはず。実は福岡って過去にも何度も陥没が起きてるんです。
中でも有名なのが2016年の博多駅前の大規模陥没。
今回の現場もその近くということで、再び注目が集まっています。
この記事では、今回の陥没の場所や様子、そして過去の事例もざっくり振り返っていきます。
【また!?】福岡市中央区で道路陥没どこ!?場所は今泉の国体道路|過去の陥没事故も振り返り!
2025年6月10日の午前中、福岡市中央区・今泉の国体道路で道路の陥没があったという情報が入ってきました。
その投稿がこちらです👇

福岡市中央区今泉の国体道路が陥没。大きな穴が空いています。現在(11:30時点)も国体道路は封鎖。よくみると、道路がゆがんでいて、穴が広がらないか心配です。 pic.twitter.com/6hITl4Rb08
— テレQ報道部(福岡の最新ニュース) (@tvq_houdou7) June 10, 2025
SNSや速報では、「大きな穴が空いてる」「道路が封鎖されてる」といった目撃情報が次々に投稿されていて、現場は一時騒然とした様子です。
通行人の方からは「また福岡で陥没!?」「これ以上広がらないか心配…」といった声も見られ、不安が広がっています。
この記事では、今回の陥没の場所や状況を整理するとともに、福岡で過去に起きた陥没事故も振り返りながら、今後の注意点についても考えてみたいと思います。
今回の場所は今泉の国体道路!地図と周辺状況

陥没した場所はここ!今泉2丁目・国体道路沿い
この場所、地元の方ならピンとくると思いますが、天神や警固、薬院方面にもすぐアクセスできる“交通の要所”なんですよね。
しかも、通勤や営業の移動ルートとしてもよく使われる道路なので、今回の陥没で一部通行止めになっている影響は、かなり大きいと見られます。
普段から車通りも多く、渋滞しやすいエリアとして知られており、朝夕のラッシュ時には特に混雑しやすいポイントでもあります。
今回のような通行止めが長引くと、周辺の交通やバス路線にも影響が出る可能性がありそうです。
福岡では過去にも陥没が多発している
福岡って、実は過去にも陥没が起きてるんですよね。
特に博多駅周辺は、2016年の大規模な陥没事故が記憶に新しいところです。
今回の陥没現場と前回の場所の関係ですが、どちらも博多駅の近くで発生していて、現場から1kmほどしか離れていません。
地下鉄七隈線の工事区間や、地下にいろんなインフラが集中しているエリアなので、地盤が弱くなりやすいのかもしれません。

2016年:博多駅前の大規模陥没(地下鉄工事が原因)

2016年には、博多駅前で起きた大規模な道路陥没事故
原因は地下鉄七隈線の延伸工事中に、地中の土砂が流出したことによるもので、道路が一気に陥没。
深さ約15メートル、幅約30メートルという大穴が出現し、全国的にも大きなニュースとなりました。
このとき福岡市は、わずか1週間で応急復旧を完了させるというスピード対応を見せましたが、地盤の不安定さとインフラの密集という都市構造のリスクが改めて浮き彫りになった形です。
福岡市中心部は、もともと地盤がやわらかい上に、地下には上下水道や電気、ガスなどのインフラが密集していて、さらに都市開発や工事も活発に行われています。
そのため、陥没リスクがどうしても高くなるエリアです。
実際に、今回の陥没も工事現場の近くで発生しており、2018年にも2016年の現場から約1kmの場所で似たような陥没が起きています。
画像を見ていただくとわかる通り、今回の陥没現場と2016年の現場は本当にすぐ近く。
これは偶然ではなく、地盤やインフラの構造的な問題が関係していると見て間違いなさそうです。
なぜ福岡は陥没が起こりやすいのか?
なぜ福岡では陥没が起こりやすいのでしょうか?
まず挙げられるのは、地盤の性質です。
福岡市中心部は地盤が比較的やわらかく、さらに都市化が進む中で地下インフラが密集しています。
こうした構造的な特徴が、陥没リスクを高めていると考えられます。
加えて、下水管や老朽インフラの更新が追いついていない現状も問題です。
そこに地震や豪雨などの自然条件が重なることで、リスクが一気に高まるケースも見られます。
都市部の再開発ラッシュも、皮肉なことに地中の掘削や工事を増やし、かえって地盤を不安定にしている可能性も否定できません。
これは市民の命にも関わる重大な問題です。
福岡市には、迅速な調査と安全確認、そして再発防止に向けた具体的な対策を強く求めたいところです。
また、陥没の根本的な原因については、市民にもわかる形での解明と公表が望まれています。
私たち自身も、災害情報をこまめにチェックしたり、安全な避難ルートを確認しておくなど、できる備えを日頃から意識しておくことが大切です。



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