YouTuber界のトップとして知られ、格闘家としても高い知名度を誇る朝倉未来。
若い頃は「最強の喧嘩屋」として名を馳せ、そのカリスマ性と実力で多くの注目を集めてきました。
しかし、大晦日に行われたラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手との試合で1ラウンド負けを喫したことで、
ネット上では
- 朝倉未来は本当に強いのか?
- 実は弱いのでは?
といった疑問の声が数多く見られるようになっています。
そこで本記事では、シェイドゥラエフ戦後に格闘家や専門知識を持つ人物たちが残したコメントを中心に、
朝倉未来の強さ・弱さについての評価を整理していきます。
あわせて、
- ラジャブアリ・シェイドゥラエフがどれほど強い選手なのか
- これまでの日本人選手との対戦結果
- 朝倉未来自身のこれまでの戦績
についても振り返ります。
朝倉未来 vs シェイドゥラエフの試合概要
朝倉未来とラジャブアリ・シェイドゥラエフの一戦は、RIZIN大晦日大会のフェザー級タイトルマッチとして行われました。
朝倉にとっては3度目の王座挑戦であり、キャリアの大きな分岐点となる重要な試合でした。
さあ、明日
— 朝倉未来 (@Mikuruasakura_) December 30, 2025
覚悟は決まってる
俺の生き様を見てください。ぶっ倒す pic.twitter.com/wBvhBWzuau
試合序盤は、互いに様子を探る展開からスタート。
朝倉は得意とする距離感を活かした打撃で試合を組み立てようとしますが、シェイドゥラエフはスピードと圧力を活かし、積極的に前へ出ていきます。
シェイドゥラエフは打撃だけでなく、組みの強さとフィジカルでも圧倒。
組み付いた場面では朝倉を何度も持ち上げて投げ、テイクダウンから主導権を完全に掌握しました。
グラウンドではシェイドゥラエフがバックポジションを奪取。
そこから強烈なパウンドを連打し、朝倉は有効な反撃を見せることができないまま防戦一方の展開となります。
【RIZIN】朝倉未来、試合後に担架で運ばれるも意識あり
— Ajay Verma (アジャイ・ヴェルマ) (@DataAnalyst1309) December 31, 2025
Q. 試合中、レフェリーにもっと早く止めてもらいたいと思う場面はありましたか?
🗣️ シェイドゥラエフ… pic.twitter.com/CjseBljEk3
最終的に、バックマウントからのパウンド連打によりレフェリーがストップ。
試合は1ラウンドTKO負けという結果に終わりました。
この試合は、
「朝倉未来が弱かったのか」
「それ以上にシェイドゥラエフが規格外に強すぎたのか」
という議論を呼び、試合後も大きな話題となっています。
「強い?弱い?」試合後に語られた格闘家たちのリアルな評価
ここからは、朝倉未来 vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフ戦を見た格闘家・関係者たちの率直な評価を紹介していきます。
勝者:ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
勝者のラジャブアリ・シェイドゥラエフは、試合後のインタビューで今回の一戦を振り返り、次のように語っています。
試合全体については
「試合自体は簡単だった。何より重要だったのは、ケガをすることなく早期決着できたことだ」
と、王者らしい落ち着いたコメントを残しました。
一方で、対戦した朝倉未来についても言及。
「未来はいい選手で、ストライキング(打撃)はかなり上手い。ただ、レスリングや寝技の部分はいまいちだった。グラウンドに落としたとき、ほとんど動けず、逃げられない状態だった」と分析しています。
そのうえで、勝敗を分けたポイントとして
「スタミナとレスリングが少し足りない。そこに弱さを感じた」
と率直に評価しました。
現役RIZIN所属:平本蓮
平本蓮選手は、試合後にX(旧Twitter)を更新し、朝倉未来の敗戦を受けて次のようなコメントを投稿しました。
シェイドラエフより俺の方が早く朝倉未来を倒しました。
— 平本蓮Jr. (@renhiramoto1998) December 31, 2025
俺が1番強いことが証明されましたね。来年楽しみにしててください。 https://t.co/COc6mQu16a
この発言は、過去に朝倉未来との因縁を持つ平本選手らしい、非常に挑発的な内容となっています。
平本選手は以前から
- 「朝倉未来より自分の方が上」
- 「評価されるべきは自分」
というスタンスを一貫して取り続けており、今回のコメントもその延長線上にある発言といえるでしょう。
一方で、試合内容そのものへの技術的な分析というよりは、自らの立場や存在感を強くアピールする意図が前面に出たコメントとも受け取れます。
今後、もし両者の再戦や新たな展開が実現すれば、この発言が再び注目を集めることになりそうです。
元プロレスラー/格闘技解説者:前田日明(まえだ あきら)
前田日明さんは、試合直後に朝倉未来が担架で運ばれた点について「非常に珍しい光景」と述べ、まずは容体を強く心配していました。そのうえで試合内容を振り返り、結果としては「完敗だった」と厳しく評価しています。
特に問題視したのが、組みの展開に入ってからの朝倉未来の動きです。シェイドゥラエフに組まれた後、「ほぼ何もできていないように見えた」とし、「やらなかったのか、それともできなかったのかが分からないが、とにかく動きが少なすぎた」と指摘しました。打開策を見せられないまま試合が進んだ点を、敗因として挙げています。
また、勝つ可能性があったとすれば「そもそも組ませない距離感の維持」や「組まれてもすぐ切る対応」が必要だったとし、グラウンドに持ち込まれた時点でかなり厳しい状況だったと分析しています。
レフェリーストップのタイミングについて議論があることには触れつつも、前田さんは「試合内容を見れば差は明らかだった」と述べ、朝倉未来にとって非常に厳しい試合だったと総括しています。
日本の格闘技界を代表する実業家:榊原信行(さかきばら のぶゆき)
榊原信行CEOは、朝倉未来の敗戦について、ファンが大きなショックを受けていることを十分に理解しているとしたうえで、「それでも明日は来る」と前を向く姿勢を示しました。結果だけで評価するのではなく、厳しい相手に挑み続けた朝倉未来の姿勢そのものに価値があると強調しています。
試合内容については、朝倉未来が同階級の中でもトップクラスの実力者であるにもかかわらず、投げられ、パウンドを受ける展開になったことに触れ、この試合がどれほど過酷だったかを示唆しています。
結果として、朝倉未来にとって非常に厳しい試合だったことを認めつつも、挑戦した事実を否定することはありませんでした。
格闘技系YouTuber・解説者:ジョビン
ジョビンは今回の試合について、「シェイドゥラエフが強すぎた結果のTKO」と総括しています。そのうえで、朝倉未来の試合内容を冷静に分析しました。
具体的には、右ストレートを警戒して外側に回る動きや、蹴りを使った距離の取り方など、事前に準備してきた作戦は見えていたと評価。また、グラウンドでのバック対応についても、以前より成長が感じられたとしています。
一方で、ジョビンが最も引っかかった点として挙げたのが、
「勝つためには前に出て打ち合うしかない状況だったのに、そこに踏み込めなかったこと」。
朝倉未来らしい“喧嘩しに行く姿勢”が見えなかった点に、強いモヤモヤを感じたと語っています。
さらに試合の止めどころについても言及し、「レフェリーのストップは遅かった」と指摘。ダメージ面を心配しつつ、「セコンドがタオルを投げる判断をしてもよかったのではないか」と、安全面への懸念も示していました。
ロッコン寺田(BreakingDown)
ノッコン寺田さんは、試合結果そのものよりも朝倉未来が見せた姿勢や覚悟を強く評価しています。
自身のX(旧Twitter)では、
朝倉未来全てがカッコよかった!!
— ノッコン寺田 (@koupulu) December 31, 2025
勝ち負けより男を感じた!!
朝倉未来最高
と投稿し、敗戦にも関わらず、挑戦し続ける姿勢やリングに立つ覚悟に対して最大級の賛辞を送りました。
このコメントからは、強さ=勝敗だけでは測れないという価値観が読み取れます。
圧倒的に不利と見られる相手に挑み、最後まで逃げずに立ち向かった姿に「男を感じた」という言葉は、多くのファンの感情を代弁しているとも言えるでしょう。
技術論や戦略論とは異なる、“感情面・精神面”からの評価として、朝倉未来の存在感の大きさを改めて印象づけるコメントとなっています。
現役RIZIN所属:梅野源治
現役ファイターの梅野源治選手は、会場の熱量と朝倉未来の戦術判断の両方に言及しています。
まず印象的だったのが、試合中に響き続けた「未来コール」。会場全体が朝倉未来を後押ししており、その存在感の大きさを改めて感じさせる空気だったと振り返っています。
朝倉未来vsシェイドゥラエフ
— 梅野源治 (@genji_umeno) December 31, 2025
会場は未来コールが凄い
左ハイや左膝を合わせようとしたのは
良かったけど、シェイドゥラエフの
"圧倒的暴力"がすごかった
この試合を創りあげた二人の勝ち#RIZIN pic.twitter.com/QCXOm8OuGc
技術面については、朝倉未来が左ハイキックや左膝を合わせにいく選択をした点を評価。シェイドゥラエフの前進に対し、カウンター気味に左の攻撃を狙う判断自体は「悪くなかった」としています。
しかし最終的には、その戦術を上回るシェイドゥラエフの“圧倒的な暴力性”が勝敗を分けたと分析。
フィジカル、圧力、決定力の差がはっきりと表れた試合だったとしつつ、「この試合を作り上げたのは二人とも勝者」と、互いの覚悟と存在感を称えています。
結果だけでなく、内容と覚悟を評価する現役選手ならではの視点が印象的なコメントです。
YouTuber:シバター
YouTuberのシバターは、今回の試合内容そのものよりも、マッチメイクの段階に強い問題があったと厳しく指摘しています。
試合後に多く出た「レフェリーのストップが遅かった」という意見に対しても、シバターの視点は一線を画しています。
シバターは、「止めるべきだったのは試合中ではなく、カードが決まった瞬間」と断言。
シェイドゥラエフと朝倉未来の間にはレベル差が大きすぎたとし、「大人と子供が戦っているようなもの」「試合以前の問題だった」と表現しました。
さらにこの一戦について、「万が一もない試合」「最初から結果は見えていた」とまで言い切り、
勝敗や展開以前に、安全面や競技性の観点から組むべきではなかった試合だったという立場を明確にしています。
試合内容の是非ではなく、興行としての責任に切り込んだ点が、シバターらしい辛口コメントと言えるでしょう。
ラジャブアリ・シェイドゥラエフはどれほど強い?日本人相手の戦績で検証

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(Rajabali Shaidullaev)の強さは、日本人選手との対戦成績を見ると一目瞭然です。
結論から言うと、現時点でRIZINフェザー級最強クラス、ほぼ無敵と言っていいレベルの強さを誇っています。
2026年1月1日現在、シェイドゥラエフは
プロMMA通算16戦16勝(全試合フィニッシュ勝利)という驚異的な戦績を維持。
RIZIN参戦後も6戦全勝・全試合早期決着と、1度も危なげない勝ち方を続けています。
ラジャブアリ・シェイドゥラエフは2024年6月からRIZINに参戦し、日本人トップファイター相手に圧倒的な勝利を重ねています。
以下が、RIZIN参戦以降の主な日本人選手との対戦成績です(時系列順)。
2024年6月|vs 武田光司
(日本人/元RIZIN王者級ストライカー)
→ 1R リアネイキッドチョーク 一本勝ち
打撃を武器とする武田に対し、シェイドゥラエフは距離を詰めて即組み付き。
グラウンドに引きずり込むと一切の反撃を許さず、完封状態で一本勝ち。
「打撃型日本人選手は組まれた時点で終わる」ことを強烈に印象づけた一戦でした。
2024年12月31日(RIZIN大晦日)|vs 久保優太
(日本人/元DEEP王者・トップストライカー)
→ TKO勝利(早期決着)
試合はグラウンドで主導権を完全掌握。
久保は試合後、「脳が1ヶ月揺れ続けた」と語るほどのダメージを負い、
パウンドによる破壊力と圧力の異常さを証明しました。
元王者級やRIZINの看板選手ですら1Rで沈められている現状を見ると、日本人ファイターがシェイドゥラエフのグラウンドとフィジカルに太刀打ちできていないのは明白です。
朝倉未来のこれまでの戦績まとめ【RIZIN・MMA】
朝倉未来のこれまでの戦績を振り返ると、「強さ」と「課題」の両方がはっきり見えてきます。
RIZINを中心としたMMA戦績はおよそ17〜18戦で13勝5敗。勝利の多くはKOやTKOで、距離感とカウンターを活かした打撃で早い段階に試合を終わらせるスタイルが特徴です。
一方で、敗戦の傾向も明確で、テイクダウンを許したあとのグラウンド展開に苦しみ、一本負けやパウンドによるTKOが目立ちます。タイトルマッチにはこれまで3度挑戦していますが、いずれも王座獲得には届いていません。

ただし、朝倉未来は単なる勝敗以上に存在感の大きい選手です。YouTubeやBreakingDownを通じて格闘技人気を広げ、試合ごとに会場を盛り上げてきました。負けても立て直し、再び大舞台に戻ってくる復活力も含めて、RIZINを象徴するファイターと言えるでしょう。
結論|朝倉未来は弱いのか?それとも「相手が強すぎた」のか?

これまで紹介してきた専門家や現役格闘家たちのコメントを見ると、朝倉未来には確かに明確な課題があることが分かります。特に、テイクダウンを許したあとのグラウンド対応や、フィジカルの強い相手に組み付かれた場面での防御力は、多くの識者が共通して指摘していました。その意味では、「弱点がない万能な選手」とは言い切れないのも事実です。
しかし一方で、今回の敗戦をもって「朝倉未来は弱い」と断じるのは適切とは言えないでしょう。対戦相手のラジャブアリ・シェイドゥラエフは、日本人トップクラスを次々と早期決着で倒してきた規格外の存在であり、同階級でも世界レベルの強さを持つ選手です。そんな相手と真正面から戦い、RIZINの大舞台で挑み続けている点を考えれば、朝倉未来は「弱い」のではなく、「極めて厳しい世界の最前線で戦っている格闘家」だと言えます。
勝敗だけでは測れない重圧と期待を背負いながら挑戦を続ける姿こそが、朝倉未来という選手の本質なのかもしれません。
